ごちそうさま。

2009年3月16日 映画
土曜日に、友達と観に行ってきました。
これが観たい、ってわけじゃなかったの、正直。
けど、映画が観たかったの。
ゼラチンシルバーは地元じゃやってないし。
で、地元の映画館で、観るならどれかなーって、これを。

んー。ホノカアボーイって、
CMでも使ってたでしょ?なんのCMだったかなぁ。
映画のCMじゃなくって。
それに、かなり前から、なんか調べてたらホノカアボーイにたどり着いたりして、
なんかしらの縁といえば縁、みたいなものがあったのかもしれない。
とはいえ、観たくて観たくて行ったわけじゃないから、
そんなに楽しみにしてたわけではないの。
なんか、最近流行りそうな雰囲気の映画かなぁって。
かといって、期待してなかったわけでもないんだけど。

思ってたよりもおもしろかった。
ごちそうさまって、いい言葉だなぁって思いました。
いただきます、ごちそうさまって、日本語にしかないって言うけど、
この言葉を自然と生み出した日本の風土っていうのは、誇りに思えるなぁと。
MOTTAINAIが世界で注目されたけれど、それと同様にいただきます、ごちそうさまも。
ごちそうさまが聞きたくて、って栗原はるみさんだっけ?本のタイトル。
なんか、その気持ちがわかるような気もしました。いい言葉、ごちそうさまって。

岡田将生ってなにに出てた人?私、彼を観るのって初めてな気がするんだけど。
重力ピエロも確か彼だよね。
別にすごく巧いってわけじゃないと思うんだけど、
この映画の雰囲気にはよく合ってたと思います。


こないだも書いたけど、公開時からアメリカでは評判の高かったダークナイト。
日本での興行成績はぱっとしなかったみたいだけど。
ヒース・レジャーが最優秀助演男優賞を獲ったことでまた評判のこれ。
普段だったら、チョイスしないけど、観てみました。

普段だったら観ない=バットマンはちゃんと観たことありません。
だから基本の設定も初めて知った。
バットマンって、スパイダーマンやスーパーマンみたいに特殊能力を持っているわけじゃなくて、
普通の人間がありとあらゆる技術と知能を駆使して作り上げているヒーローなのね。

で、基本のシリーズを観てないから、通常がどうなのかわからないけど、
ダークナイトを観る限りで言えば、
バットマンって単なるアメコミヒーローではなくなってるんだね。
「バットマン、ありがとう!」みたいに、みんなに感謝されて愛されているヒーローではなかった。
ジョーカーは徹底的に狂気なんだけど、バットマンは正義のはずが果たして、ってところ。
だから、というか、純粋に映画として堪能することができた。
アクション云々じゃなくて、ストーリーそのものに面白味がある。

ヒース・レジャー。よかったよ。
なんかね、震えちゃうくらい狂ってるの。
精神が錯乱している狂人、っていうのではなくって、
狂ってるんだけど、冷静に狂ってるっていうか。だから、怖かった。
全編に渡ってジョーカーメイクなのに、
あーヒースってかっこいいなぁと思わせる表情もあって。
それなのに、なんなんだろうね、あのジョーカーたる佇まい。
ほんと、もったいない人を亡くしたよね。

あとね、ゲイリー・オールドマンもよかったと思う。
私のイメージなんだけど、ゲイリー・オールドマンも狂った役を演じることが多いじゃない。
こういう、ガツンと魅せる役が、ばしっと決まったなぁって思う。
ゴードンって大切な役どころだし。

私みたいに、アクション映画を好まない人も、
ヒースのオスカー受賞で観ることも多いだろうし、
そういう人にとっては、いい意味で「バットマン」というキャラを裏切ってくれる映画かと思います。
こないだ、電話で話してた時に、
「コーヒー好きなら観ておくべきなんじゃね?っていうのを見つけた」
と教えてもらったこれ。
どこかで聞いたことがあった気もして、存在くらいは知ってたと思う。

これは映画、といっても、ノンフィクション。
ドキュメンタリー映画です。
先進諸国ではコーヒー1杯300円、400円で売られているけれど、
生産地であるエチオピアで1キロのコーヒー豆がいくらで取引されているか。
その実情を追った話。

エチオピアのコーヒー農協代表の人をメインで追っていてるんだけど、
その人が見本市に行っているシーンで泣けてきちゃった。

私にはなにができるんだろう、とも思った。
いや、政治的になにができるわけでもないんだけど、
一消費者として、フェアトレード商品を買うようにするくらいなんだけど。
とはいえ、コーヒーはフェアトレードしか買わない!っていうのも難しいなぁとか。

この映画は当初、日本で公開される予定はなかったみたいで、
インタビューが入ってた、日本トレードフェア協会(みたいなところ)の人が
公開にこぎつけたって言ってた。
この映画を観た人に、現状を知ってもらって意識してもらいたい、というところから始まってるんだろうね。
日本での公開も、この映画自体の製作も。

小さなムーブメントがいつか大きな波を起こせるといいね。

大人の放課後

2009年3月5日 映画
これはね、主要キャストが大好き。
大泉さんに、堺雅人に、ササクラ。文句なしに大好き。
だから観たかったの。けど貸し出し中が多くってね。
そんなに観たかったら、劇場公開中に行けって話だけど。

後半の怒涛の展開は、見事です。
大泉さんが、部屋に帰ってきて、
その後ろにはピザ食べてる堺雅人がいて、
私の予想では、大泉さんがすごく驚いて「なんでお前、ここにいるんだよ?」って言うのかと思ったら!

と言いつつ、これ、一度に通しで観られなかったんですね、時間の関係と襲ってくる睡魔との関係で。
あ、私、いくらおもしろい映画やテレビでも、睡魔には勝てない性質なので(笑)
そのせいもあって、人物関係をしっかり把握しきれなくて、
エンドロールを観ながら、どどどーっと目の前を砂煙あげながら走りすぎて行かれた、
そんな気分になりました。
今、冷静に考えてみたら、なんとなくわかってきた。
もう1回観たかったなぁ。(もう返した)

大どんでん返し、というよりは、そう来た??っていう驚きの映画かと。
私は大好きでした。

個人的に好きなキャストだからかもしれないけど、
適材適所、の配役だなーとも思います。
堺雅人の飄々っぷりとか好きです。だけど橋渡し、っていうところも大好きです。
佐々木蔵之介は、クウルな役もばしっとはまるけど、
こういうちょっとギラついた役もいいなぁと。
大泉さんは、大泉さんらしいし。
個人的に田畑智子も好きだしさ。

たまたま、今見ている連ドラの「トライアングル」にも
堺雅人とササクラが出てるのですが。
トライアングルは、どうも配役がうまくない気がするんだよね。

あー、堺雅人見たさに、新選組!が見たくなってきたー。山並さん!!
たしか、だいぶ前から、この映画のタイトルはチェックしていたんだけど、
それは、監督がジム・ジャームッシュだから、という理由だけではなかった気がする。
誰か、私の好きな俳優さんが、この映画が好きって言ってた気がするんだけど、
それが誰だったのか、思い出せない・・・

たまにはオムニバスもいいなぁ、と思いました。
1話、L.Aのウィノナ・ライダーがとてもかわいい。
こんなにかわいかったのにねぇ・・・

4話だったかな?ROMAのロベルト・ベニーニは
これぞイタリア人、でおもしろかった。

私が1番好きだったのはPARISかな。
どの話においても、だけど
100%の答えを出し切ってないところが、この映画の好きなとこでした。
わざと80~90%くらいのところまでしか出していない感じ。
あと一言言えば、100%になるんだけど、敢えて最後の一言は言わないっていう。


あー、これは、つまらなかった。
で、なに?っていう映画だった。
やたらと性的描写が多いし。
加瀬亮はが出てたけど、加瀬亮である必要は全くないと思う。

別に、映画は観ているものになにかを与えなくちゃいけない、なんて定義づけるつもりはないけれど、
この映画を観たところで、元気になるわけでもなければ、光が見えるわけでもなければ、
共感できるわけでもなければ、怒りや悲しみを感じるわけでもなければ。
こういう雰囲気だけで押し切る映画。
昔はそういうのを好き、と思ってたりしたのかもしれないけど。
今は全くいいと思えない。
少なくとも、私には、意図が見えてこなかった。


ツタヤでは、ミステリーだかサスペンスに分類されていて、
確かに、そうとも言えるけど、ラブストーリーとも言えるんじゃないかなと。

時間の追い方がうまかったかな。
現在と過去を行ったり来たりしながら、徐々にわかっていく事実。
あー、なるほどねー、そういうことかー、って。
ラストはあれで終わってくれて、よかったなーと思います。

ジョシュ・ハートネットがなぁ。
下手っていうわけじゃなくて、これは私の好みの問題なんだけど、
ジョシュ演ずるマシューは、もっとど真ん中にかっこいい役者さんがよかったなーと。
ダイアン・クルーガーがきれいだけに余計です。

ホワイト・ライズって、白い嘘で合ってます?
原題はWICKER PARKなんだね。
WICKER PARKっていうのは、劇中に出てくる公園で、大切な場所なんだけど。
調べたら、ホワイト・ライズっていうのは「方便」っていう意味なんだって。
嘘も方便。なるほどね。方便になってないと思うけど(笑)
アパートメント、っていう映画のリメイクなんだって。そっちも観てみようっと。

ツタヤに行ったら、平置きっていうの?なんていうの、
ジャケットが前面になるように並べられてて。
監督、ガイ・リッチー。あ、観たことないけど、さすがに名前は知ってるなぁ、なんて思って。
一度は戻したんだけど、なんだかなんとなく気になって借りてみました。

まず、音楽がかっこいいなぁ、と。
トレイン・スポッティングみたいなかっこよさがあって。
サントラ欲しくなるなぁ、なんて。
でも映画のストーリーとしては、最初、登場人物が多いから「えっと、これが誰だっけ?」と思ったりして。
全体的にスマートなおしゃれさがあって、
でも、そういう、おしゃれ風映画なのかなぁ、と思ったけど。

いやいや、これがけっこうおもしろかった!
特に後半の、あの人のつながり方は、スパンッと打たれたビリヤードの球のような。
そうつながっていくのかー!というおもしろさ。
画の見せ方もうまいし、音楽もほら、いいし。
やるなぁ、ガイ・リッチー。スナッチも観てみよう。

そびえ立つ地獄

2009年2月15日 映画
ノリさん(とんねるずの)はずっと、この映画が好きって言っているんだけど、
おかげでこの映画を知りました。
以来、いつか観てみようとずっと思ってたタワーリング・インフェルノ。
昨年は、リバイバルもされてるんだよね。そっちは観てないけど。

135階建てビル火災のパニック映画。
今でも135階建てなんて、世界にないよなぁなんて思っちゃいました。
とはいえ、高い建物は世の中、たくさんあるわけじゃないですか。
高層ビル火災に実際巻き込まれたら、怖いだろうなーとも思っちゃった。
本当にね、ヒトゴトじゃないなぁというか、
「映画の話でしょ?」と笑ってられないというか。
だって現実にもあり得るわけだからね。

ポール・ニューマン、スティーブ・マックィーン
2大スター共演、なんでしょ?正直、私はその時代の人間ではないので、よくわからないけど、
そんな私でも、その2人の名前くらい知ってますから。
2人ともかっこよかったよ。役どころがもちろんかっこいいんだけどさ。
消防士の隊長、がスティーブ・マックィーン。隊長が渋いこと言うんだ。

中央管理室のマザー・コンピューターっていうの?なんて
笑っちゃうくらいお粗末なんだけど、それは時代が時代だから。
火災のシーンはけっこう迫力ありましたよ。

それにしても、アメリカ人ってのは、なんでそんなに愛を確かめ合うのかね?って思うくらい、
どいつもこいつもイチャイチャしまくってました(笑)
そういう時代だったのかなぁ?

けど、内容はけっこうまじめで、消防士が果敢に炎に立ち向かうの。
犠牲になる消防士もいるし。
それこそ貿易センタービルのこととか思い出しちゃう感じ。
人間のエゴが浮き彫りにされているし、
パニック映画ではあるんだけど、「甘く見てるよ痛い目に遭うぞ」と警鐘を鳴らしているようにもとれます。

この映画は、観ながら「ポセイドン・アドベンチャー」を思い出します。
ポセイドンは、小さい頃、親がテレビで観てた(日曜洋画劇場とか)のを
一緒に観たっていう記憶だけなんだけど、
意外とシーンを覚えていて。子供心に「えらいこっちゃ!」と思ってたのかな。

165分と長いし、昔の映画だけど。
今観てもいいと思います。

ナイツ

2009年2月14日 映画
これは1ヶ月くらい前に観たんだっけな?
監督がウォン・カーウァイだから、ハズレた時は大ハズレだろうなーと思ったけど、
わりとあり、な映画でした。
ウォン・カーウァイらしい、といえるのかな。
私、ウォン映画をそんなに観ているわけじゃないのでよくわからないけど。

ノラ・ジョーンズが加藤ローサみたいでかわいい。
デヴィッド・ストラザーンが、気持ち悪いくらい真っ直ぐなおっさんを見事に演じてて、
アーニーっていうんだけど(調べた)。
気持ち悪いくらい真っ直ぐだからアル中になっちゃったダメおやじ。
その元奥さんの、レイチェル・ワイズ(スー・リン)はめちゃくちゃきれいだし。
NY-メンフィス-ラスベガスって、いわゆるロードムービー?なんだけど
私はメンフィスが好きだったなぁ。

たぶん、私の人生のうちで、メンフィスの土地を踏むことはないと思うんだけど。
ロカビリー好きでもないし。
けど、メンフィスってちょっと興味あるなぁ。
ミステリー・トレインも、メンフィスが舞台なんだよね。


ロードムービーのわりには、1時間半くらいで観られるし
重たくないのでいいけど。

・・・そう、なのに最後に「けど」ってつけちゃう感じ(笑)



不定愁訴外来

2009年2月11日 映画
前クールのドラマを見て、
本も読んで、映画、という順番です、チーム・バチスタ。

私はドラマから入ってるから、その印象が強いのかもしれないけど。
映画は、ちょっと娯楽色を強めにしてますね。
特に大友さんね。あんなにガチャガチャやる機械出し、いらないでしょ(笑)
キャラが立ってるのはドラマのほうだったかな。
まぁ、ドラマは8時間?9時間くらいあるわけだから当然だけど。
これ、追記。
ちょろっと原作を見たけど、
あー、映画は圧倒的に人物描写が少ないね。
あれじゃ、ただ娯楽のために人殺ししました、っていう犯人になっちゃってるもんね。
もう少し、そこに至るまでの気持ちの動きとか、それが許されてしまう背景とか、あってよかったね。

映画にせよ、ドラマにせよ、
田口・白鳥は、けっこうキャラを独自にアレンジしてるのね。
原作の田口先生は、あんなにお人よしじゃないし、感動屋でもないし、
原作の白鳥は、こんなにスマートな感じじゃない。
ドラマでは仲村トオルだし、映画では阿部寛だから、
原作でもどれだけクウルでクレバーなキャラなのかと思ってたよ。
だから、ここに持ってくる(のは脚本家の手腕なのかな)っていうのも、すごいなとは思います。

でも、なんだろうなぁ。
映画の場合は、うーん。
別につまらないわけじゃないし、うまく言えないんだけど、
なんとなくね、ふーん、へぇー、ほーっていう間に終わっちゃったような感じがある。
羽場さん(だよね)とか、大友さんとか、酒井先生とか、必要だった?みたいな。
まぁ、ドラマはドラマでやりすぎというか、そんなチームないだろ、ってとこはあったんだけど。
うーん。全体のカラーがまとまってないように感じたのかなぁ。
ついでに、主題歌がEXILEって・・・
商業的な理由でしかないんだろうな、と思ってしまうよね。全く合ってない。

これは次回作ももうすぐ公開だっけ。
私、堺雅人好きだからちょっと観てみたいけど。

田口先生を竹内結子にしたのは、別にいいとおもうんだけど、
藤原さんだっけ?が野際陽子である必要はあったのかなぁ・・・
あと、池内博之のひげは、いくらアメリカ帰りの医者ったって、そりゃないんじゃないのかい?
と思ったんだけど、医者ってあんなもんだっけ?
ドラマだと、城田優が医者って若すぎだろ・・・と思ったりもしたけど。
ああいうキャストは、どうやって決めるんだろうね?
どこからモニカを桐生先生にもってきたんだろう。合ってないことはなかったけど。

そうそう、劇中、小倉さん(山口良一)が歌う、レモンティーの歌。(正確なタイトルは忘れちゃったけど)
作曲が鮎川誠だった。
あれって、この映画のオリジナル曲なの?
それともシーナ&ロケッツにあんな歌あるの?
どちらにせよ、そういうとこしっかりしてる(笑)

最近観た、準新作くらいのレンタルDVDには
「潜水服は蝶の夢を見る」とか、これ「この道は母へと続く」の予告がよく入ってる。
「ラスト、コーション」も多いかな。
それで、少年がとてもかわいかったので、気になって観てみた。

ロシア映画なのね、これ。
少年の名前はワーニャ。6歳。
とてもとてもかわいい。うん。
孤児院で育つワーニャはある日、イタリア人夫婦のところに養子としてもらわれることになった、
ミラクルラッキーボーイ。
でも、本当のママに会いたい、と思ってしまって、そこからママ探しのために・・・っておはなし。
原題がITALIANETZ。
ワーニャはイタリア人夫婦にもらわれることになってから、孤児院でも「よう、イタリア人」って呼ばれるようになるし。
けど、邦題をつけるときに「イタリア人」じゃ、なんのことだかわからないもんね。

これがロシア映画らしいのかどうかは、私にはわからないけど
そういう終わり方なんだーとは思いました。
ワーニャが、ママに会うために健気に頑張る姿は、本当にたまらないんだけど、
DVDに入っていた予告然り、邦題然り、なんかちょっと煽りすぎかな。
愛と感動の・・・みたいな宣伝文句は、むしろ必要ない気がしました。

ワーニャがママに会うために、いろいろ頑張るんだけど、
それもいいおばちゃんやおじちゃんとの出会いもあれば、ひどい目に遭うこともあり。
うそー・・・そんなことされちゃうの?がんばれワーニャ。っていう気持ちになる。
賢くて、空気の読める、お利口さんなんだよ、ワーニャって。

孤児院の番長みたいな子、彼らのシステムがいまいち理解できなかったんだけど(笑)
損得じゃなくて、純粋にママを思うワーニャ、にきゅんとする映画です。


〈作品賞〉
善き人のためのソナタ
監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
公開 2007年

〈監督賞〉
滝田洋二郎『おくりびと』

〈主演男優賞〉
原田芳雄『父と暮らせば』

〈助演男優賞〉
堤真一『容疑者Xの献身』

〈主演女優賞〉
ダイアン・クルーガー『敬愛なるベートーヴェン』

〈助演女優賞〉
大竹しのぶ『クワイエットルームへようこそ』

〈ラジー賞〉
ナショナル・トレジャー



キサラギも好きだし、長州ファイブも好きだし、
ニライカナイも好きだし、もちろんおくりびとも好きだけど。
個人的に、転々も好き。

今年はたくさん映画観たいな。
はい、誰も待っていない、勝手にアカベニー。
去年やらなかったので、4年目にして3回めです(笑)
去年もあまり映画は観ていないので、本数、少ないかなぁ。07-08なんだけど。

 

2007
◇イズ・エー
◇かもめ食堂
◇博士の愛した方程式
◇天使
◇間宮兄弟
◇幸福な食卓
◇好きだ、
◇ニライカナイからの手紙
◇隠し剣 鬼の爪
●DEEP BLUE
◇タイヨウのうた
◇父と暮せば
●ミニミニ大作戦
◇12人の優しい日本人
◇雪に願うこと
◇ハチミツとクローバー
◇長州ファイブ
◇陽気なギャングが地球を回す
◇あの夏、いちばん静かな海。
◇男はソレを我慢できない
◇アンフェア the movie
◇木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
◇笑う大天使
◇ロード88〔出会い路、四国へ〕
◇フラガール
◇ひまわり
◇リアリズムの宿
◇ナイスの森
◇ドルフィンブルー
◇めがね
◇容疑者 室井慎次

2008
◇東京タワー オカンとボクと、時々オトン
●シルミド
●善き人のためのソナタ
◇キラサギ
●プレステージ
●LAST DAYS
◇アヒルと鴨のコインロッカー
◇自虐の詩
◇県庁の星
◇それでもボクはやってない
◇クワイエットルームへようこそ
●敬愛なるベートーヴェン
●ホテルルワンダ
●トロイ
●ロミオとジュリエット
◇パビリオン山椒魚
●近距離恋愛
◇築地魚河岸三代目
◇転々
◇おくりびと
◇容疑者xの献身
●レッドクリフ partⅠ
●ナショナル・トレジャー
●潜水服は蝶の夢を見る
◇人のセックスを笑うな
●プラダを着た悪魔


2007年って、うっかり2年も前だとすっかり忘れてる(笑)
しかも、この年は邦画ばっかり観てるなぁ。
07  洋画●2本 邦画◇30本
08  洋画●13本 邦画◇13本
2年足しても100本観てない(笑)
それどころか、なんとか50本じゃん・・・

こんな感じでーす。
一旦お返ししまーす。













今にしてやっと観ました、この映画。
そっか、公開は2000年なのかぁ。

当時、映画館に観に行ったのです、グラディエーター。
けど、私、ちょっとだけ時間を勘違いしてて、
映画館に着いた時には、5分とか10分とか始まっちゃってたのです。
もしかしたら、予告やってて、本編は始まっていなかったのかもしれない。
けど、ちょっとでも始まっちゃった本編を観るのって、許せないのです。しかも映画館で。
なので仕方なく、他にちょうどよく始まる映画はないものか・・・と
代わりに観たのが「M:iⅡ」です。よりにもよって、トム嫌いの私が(笑)

そんなこんなで、ずっと観ていなかったグラディエーター。
ふと思い出して、ツタヤで借りようと思った時に限って、見つからなかったりするんだよね。
1度、Sくんと行った時に、「グラディエーターを探せなかった」と言ったら
「じゃあ見つけてやる」ということになり、2人で探したけど結局見つからず(笑)
後日、「あそこの棚にあったぞ」と報告を受け、こないだ一緒に行った時に借りてきました。


いやー、なんでもっと早く観なかったかなぁ。
これ、いい映画だなぁ。
ラッセル・クロウが素晴らしい。本当に素晴らしい。
もうその一言に尽きるね。
で、ホアキン・フェニックスだったんだね、がまぁまた嫌な奴というか、気持ち悪い奴でさー。
ぞぞぞっとしちゃうくらい気持ち悪いバカ皇帝を見事に演じております。

ただただ、ローマ帝国のお話が英語で進むというのに、
やはり若干の違和感はありますが。
ま、それをカバーしてお釣りがくるほど、マキシマスの男気たるや、うん、素晴らしい。

それぞれのキャラが生きていて、ストーリーもすごく見応えがある。
150分オーバーの長丁場だけど、それも必然。

いい映画だー。

ダージリン急行

2009年1月25日 映画
うちら(っていうか、私とSくん)の、もはや定番コースとなりつつありますが、
昨日のカフェの後、ツタヤへ行って、映画を物色。
最近、私が持っているDVDを彼に貸したり(勝手に貸している)もしてるんだけど。
昨日も、頼まれもしないのにグーニーズ持っていったし。
けど、ダージリン急行は逆に彼のおすすめだったので借りてきました。

普段、Sくんはわかりやすい映画が好きと言っているんですね。
かといって、ハリウッド映画大好きってわけでもないんだけど。
そのつもりで観てみたら、思ってたのと違った。

ゆるーい映画。特になにがあるってわけでもなくって。
なんじゃそりゃ?みたいな展開になったりもするし。
だから、あれぇ、そこで終わるのかぁ、とも思った。
なんか、思ってた以上に、ゆるく終わったので、ちょっと拍子抜けしたくらい。
でもね、ジャケット読んでる限りだと、いい具合にゆるそうなんだけど(笑)

けど、一緒にショートフィルムが入ってて。
これ、観てから本編観るべきだったのかな。
私は本編後に観ちゃったんだけど。
これ観たら、あー深いんだ、って思った。

小物がけっこうかわいいよ。お父さんのトランクがどれもこれもかわいい。
エンドロールにマーク・ジェイコブスとヴィトンの名前があった気がするんだけど、これかなぁ。
あとは音楽が好きだった。

もう1回観直す、はできないかもしれないけど、
部分的にもう1度、観てみようかなって思います。
すごくいい!とは言わない。けどなんかいい。

ちょ、待てよっ

2009年1月3日 映画
HEROの中井貴一がいいと、Sくんから聞いていたので
そこを楽しみに観ていました。
中井貴一って、本当にいい役者だよね。風のガーデンで心底思いました。
映画には出てなかったけど、HEROのスペシャルには堤真一も出てたじゃない。
堤真一もとても巧い役者さんだと思います。

まぁ、話としては、
わかりきっているというか。お約束はお約束として必要だし、
流れとしては、間違ってないです。
そうこないとHEROじゃないでしょ!ってとこは外さずに。
韓国に行く必要はなかったでしょ?と思うけどね。

それに、実にフジらしいところだけど、
これって、如何様にもできるのね。
続きを作らずにここで終わってもいいし、
続きを作ろうと思えばいくらでも作れる。
花岡代議士だっけ?の一件については決着を見てないわけだからね。
中井貴一もまだ死んでないし。
それどころか、九利生さんの事件だって、控訴するって言ってるから
まだ解決はしてないんだもんね。
映画の興行成績によって決めましょう的な持っていき方。フジだねー。

もし続編を作るとすると、タモさんは当然、主たる役として必要なわけですが、
んー、タモさんはやっぱりタモリであって、役者ではないのよね。ナイス大根っぷり。
嫌いじゃないけどね(笑)

まぁ、ラストのあれは、いいんでしょうか。HEROファンのみなさんからして。
えぇ~って思ったけど。


プラダを着た悪魔

2008年12月13日 映画
プラダを着た悪魔=ミランダ?

けっこうおもしろかったよ、これは。
んー、そこでウダウダ言うのかよぉ・・・とか思うけど。
ネイト(彼氏)がアンドレアにぐちぐち言い過ぎだ・・・とか。

けど、全体としては、テンポよくて、よかったんじゃないのかな。
アンドレアがあっという間におしゃれになっていくのはなぜ?とか思ったけど(笑)
公開時から注目されていた、アンドレアの衣装チェンジは
目に美しいというか、あれもこれも着こなせたらいいだろうなーって。
アン・ハサウェイは細すぎだね、ちょっと。
もう少しお肉がないと、色気がないね。

ナイジェルがいい味だしてました。
彼がいることが、ミランダ-アンドレアの緩衝になっていて。

お決まりといえば、お決まりなのかもしれないけど、
安心して楽しめるかな♪
あ、あとね、けっこう音楽が好きでした。
これは、本のほうが断然よいですね。
映画はいまいちでした、私にとっては。

んー、どこが悪いってわけでもないかもしれないんだけど。
日常のままを切り取ろう、という趣旨なのかもしれないけど。
うーん。それが、仇となってる気が。
こういうの、わりと多いんだよね、「最近の映画」というものに属する映画に。
話し声とか会話も、普通に話してる風だから
ごにょごにょ話してるとこは、セリフが聞き取れない。
非常にストレスです。
間も取りすぎだと思う。なので私、けっこう早送りしながら観てました。
間は取ればいいってものじゃない。意味のない間は、フィルムの無駄。
今ってフィルムじゃないんだっけ(笑)

ナオコーラの原作がどうだったか、
事細かく記憶しているわけではないので、言う資格はないかもしれないけど、
もう少し、ユリちゃんの描写というか、心の変化みたいなものが描かれていたと思う。
あれじゃ、ただの悪女だよ。
永作が演じているから「小悪魔」って言うけど、あれは悪女。
まぁ、旦那がいるのに、学生に手を出すから悪女だけど、
あんなじゃなかったかなぁ・・・

原作のユリちゃん像からいくと、永作は合ってはないと思う。
もう少しね、だらしなくて、中年風吹かせた人なんだよね、ユリちゃんって。
けど、それは映画の世界のユリちゃんなのでいいんですけど。

永作がかわいいなーっていう映画でした。
ほっそいの。すっごく細いの。
松ケンだってわりと細いじゃない?
その松ケンにくしゃっと抱え込まれちゃうの。
あー、女子たるもの、こうでなければならないのかぁ・・・と思いました(笑)

永作のマフラー、ベージュのマフラーがかわいかったので、
今度はああいうの作ろうって思いました。

あがた森魚さんが、いい味だしてます(笑)信玄餅ね。
これ、観たかったんだ。

これはよかった。うん。
まず、映像が斬新というか、あまりないカメラワーク(っていうの?専門的なことわからないんだけど)
途中、右目を縫うシーンがあるんだけど、
さすがにそこはねー、観ていられなかったけど。

うーん、なんていうのかなぁ。
一言で表すなら、正直だと思う。
本当は、ジャン=ドー(だったかな?愛称)が劇中で言う
「自分のことを哀れむのをやめ」るまでには
もっともっと、たくさんの時間が必要だったんだろうと思うけど。
受け入れるでもなく、かといって拒絶できるわけもなく、
蝶の夢を見る、というのはある種逃げかもしれないけれど、
逃げだとしたって、私も同じことをするかもしれない。


ロックト・イン・シンドローム
全身が麻痺しちゃって、動くのは左目だけ。
ずっと前に、海を飛ぶ夢っていう映画も観た事があるんだけど、
あの映画も主人公が全身麻痺になってしまって・・・っていう映画で。
あれもそうだったんだけど、
扱っているテーマは、病であり、意識はしっかりしているのに動かない体であり、
生と死であり、大きく重いテーマなはずなんだけど、
それを観ている側にどっこいしょ、と担がせるようなことはなく。
それでもちゃんと、考えさせる映画だと思います。
私だったら、って考えた。
考えが及ばないことくらいわかってるけど、でも考えた。
自らで自らの命を絶つこともできないんだよなーって。
死にたくても死ぬこともできない。
どんなに苦しくても、どんなに恥ずかしくても、どんな屈辱を受けても、
生きることしか選べない。生きていても動けないけれど。
人間性を見失わず生きる。それは決して簡単なことではないと思う。
けれども、その道を自ら選ぶことができた。その事実がすごいと思う。

本も読んでみようと思いました。

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