蛇にピアス

2009年6月8日 映画
吉高由里子は化けるだろうか。
最近、出ずっぱりですが、この子がこの先どうなるかは未知数な気がします。
どっちにも転びそうな。
大化けするか、大コケするか。

この役をやるのは、勇気が必要だったんだろうと私は思うんだけど、どうだったんだろう。
この映画で、賞もいろいろもらってたから、やってよかったんだろうけど。
ある意味、賭けではあったんじゃないか、とも勝手に思ったりします。
原作読んでないし、今となったら読みたくないけど、
蜷川さん、ようやるわ。

原作通りなのかどうなのか、知るところではありませんが、
原作通りだと仮定して、この作品がよく芥川賞になったなぁと。
それだけ、文章としての表現が豊か、もしくは新しい、斬新、というような、なにかがあったんでしょうか。
私は、白黒のつかない小説が嫌いなわけではありません。
読み手に委ねる結びもありだと思ってます。
けど、このお話は、なんていうのかなぁ。

映画を通して、見ているので、正しくないとは思うんだけど、
なんか、後味が悪いんだよね。
救いがない、ということに対しての後味の悪さではなくて、
それとは別の後味の悪さというか。

ま、話を映画に戻しましょう。
そんなわけで、全部観たけど、決してもう1度観たくなる映画ではない。
暴力、セックス、そういうシーンもあるけど、
その表現自体がそこまでグロテスクなわけではない。
けれども、得も言われぬ後味の悪さが漂っていると、私は感じました。

ARATAの出ている映画は、けっこう観ているんだけど、
この映画で改めて、この人のしゃべり方、好きだなぁと思いました。
こういう、過度に抑揚のつけない話し方、好きかな。

蜷川チルドレンがspecial thanksとして出ています。
小栗・藤原を始めとして、いろいろと。


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