壬生の狼

2009年4月18日 映画
これ、新撰組のお話なのね。
知らなかったんだけど、まぁ、普通に考えて「壬生の義士」なんだから新撰組だよね。

新撰組の話、といっても、
いわゆる新撰組のメインの道筋を辿る話ではなく、
新撰組隊士、吉村貫一郎のお話。実在の人物です。
原作は浅田次郎だけど、子母澤寛のお話があったうえでの、この「壬生義士伝」のようですね。

観てから知りましたが、監督は今をときめく滝田洋二郎監督です。
でもさー、wiki見ながら書いてるんだけど、
当初は相米監督がメガホン取る予定だったんだって!
んー、相米さんが撮ってたら、まったく違う映画になってただろうねー。

冒頭シーンの音楽がズバンとドシンと来たので、
音楽がいいなーという印象から始まったのですが、
そのあとすぐに「音楽 久石穣」の文字が。あーさすがたなー、久石さんなのかーと思いました。
滝田さんの映画は久石さん、多いのかしら?

ぴちっと7:3のキイチですが、演技には一目置いているので(上から目線)
さすがに、今回も吉村の最期のシーンはよかったと思います。
しかも、助演でありながら、主演とも言える斎藤一役が佐藤浩市だからね。

すごく話がわかりやすい。
それはナレーションによるものもあると思う。
今(明治32年)から回顧する形式なので、
大野千秋が話したり、斎藤一が話したりしながら、
まぁある種、説明もしてくれるので、非常にわかりやすい。
けど、ちょっとしゃべり過ぎなところも、あるかもしれない。
見終わった今思えば、だけど。

斎藤一の妾、ぬい=中谷美紀が演じてるんだけど、ぬいがかわいいねー。
この中谷美紀、好きだなー。
この映画、なにげにいろんなキャストが揃っている。
近藤周平は加瀬亮だし、徳川慶喜は伊藤英明だし。
けど、特に慶喜を伊藤英明にする必要があったのかは、うーん。
堺雅人は、個人的に好きだってこともあるんだけど、
沖田総司がよく合ってたと思う。
大河で山並さんだったので、新撰組といえば圧倒的にそのイメージだけど、
沖田総司も合ってたよ、ほんと。
でも、特に見せ場もなく死んで行った感が。
沖田が血を吐くのは油小路じゃなくて、池田屋だし。
まぁ、吉村と斎藤がメインなので仕方ないんだけど。

新撰組がどうのこうの、じゃなくて、
家族愛がテーマのヒューマンドラマです。


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