THE YELLOW MONKEYが止まって、丸8年が経ちました。
このツアーは、悲しすぎるな。
見ていられないってくらい、痛々しい。
バンドの冬を越えてのSPRING TOURだったのかもしれないけど、
ちっとも春じゃない。
冬、いや、砂漠だな。

パンドラツアーは、まさに、イエローモンキーをいろんな意味でパンチドランカーにしたのかもしれない。
吉井和哉は病的に細いし、メンバーの目には生気が宿ってないというか。
リングから、下ろしてもらえないの。
スタッフにがっつり包囲されて、会場には満員のお客さんが異常なテンションで試合を観てるんだけど、
リングの上にいる本人たちは、もう足がふらふらだし、
敵が見えないどころか、自分たちがどこにいるのか見えてない、みたいな感じ。
とりあえず、グローブはめられて、立ってはいるけれど、
それはもう、ミュージシャンとしての意地でやっと立っているだけで、
敵のいないリングでファイティングポーズとってる。

だってね、挟まれるインタビューでもね、メンバーがみんな「これからの・・・」「これからの・・・」って
これからの話しかしないの。今がどうじゃなくて、これからの話ばっかり。
無理矢理、顔を掴まれて、前向かされている。
本当は、もうこの時点で、みんなわかってるし、本当は見えてるんだけど
スタッフ総出でなんとか取り繕って。

なんか、そんなライヴだった。
だから、観ててもガツンとくるものが、あまりなかったなー。
だって、楽しそうじゃないんだもん。
たぶん、このDVDは、当分見ないだろうなー。
スタッフの意見がちょいちょい出てくるんだけど、なんか、もう、いいよって感じ。
日大のライヴも、こんな風にして『やらされた』のかと思うと、観てるこっちが落ちてくる。

で、また画質が悪いのなんの。モザイクかけてるのか?ってくらい画が悪い。
VHSからDVDにしてるのかな?ってくらい。マスターあるでしょ?ないの?

吉井さんは、インタビューでもけっこう消極的なこと言ってるしね。
これで精一杯だったんだろうなー。
で、本当に頬のこけ方が病的。というか本当に病んでたんだと思う。
横浜アリーナのダイブも、病んでるからあんなことやっちゃったんじゃないかな。

そうそう、パンドラのファイナルも横浜アリーナだったはずなのに。
同じ会場か?って思っちゃうくらい、全く違うライヴになってた。
なんていうのかなぁ。温度差っていうのかなー。

吉井さんが今になって、冗談めかして「J-POPのいいところも悪いところも見てきた」って言ってるけど、
ほんと、そういうことなんだなーって思っちゃったな。
時代のせいにしてしまうのは簡単かもしれないけど、
あの時代だったからこそ、あれだけのパワーをもったバンドにもなったんだろうし、
あの時代だったからこそ、ああいう幕切れにならざるを得なかったんだろうなぁ、なんて。

あー、悲しいなぁ。

コメント

メルヘン
2009年1月8日22:00

へーそうなんだー
Spring Tour当時はもうイエモンに興味がなくなってたからライブも行かなかったしビデオも持ってないのよねー
今度貸して♪

紅緒
2009年1月8日23:23

迷走してたもんね、イエローモンキー。
それにしても興味なくなってたって(笑)

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