これ、観たかったんだ。

これはよかった。うん。
まず、映像が斬新というか、あまりないカメラワーク(っていうの?専門的なことわからないんだけど)
途中、右目を縫うシーンがあるんだけど、
さすがにそこはねー、観ていられなかったけど。

うーん、なんていうのかなぁ。
一言で表すなら、正直だと思う。
本当は、ジャン=ドー(だったかな?愛称)が劇中で言う
「自分のことを哀れむのをやめ」るまでには
もっともっと、たくさんの時間が必要だったんだろうと思うけど。
受け入れるでもなく、かといって拒絶できるわけもなく、
蝶の夢を見る、というのはある種逃げかもしれないけれど、
逃げだとしたって、私も同じことをするかもしれない。


ロックト・イン・シンドローム
全身が麻痺しちゃって、動くのは左目だけ。
ずっと前に、海を飛ぶ夢っていう映画も観た事があるんだけど、
あの映画も主人公が全身麻痺になってしまって・・・っていう映画で。
あれもそうだったんだけど、
扱っているテーマは、病であり、意識はしっかりしているのに動かない体であり、
生と死であり、大きく重いテーマなはずなんだけど、
それを観ている側にどっこいしょ、と担がせるようなことはなく。
それでもちゃんと、考えさせる映画だと思います。
私だったら、って考えた。
考えが及ばないことくらいわかってるけど、でも考えた。
自らで自らの命を絶つこともできないんだよなーって。
死にたくても死ぬこともできない。
どんなに苦しくても、どんなに恥ずかしくても、どんな屈辱を受けても、
生きることしか選べない。生きていても動けないけれど。
人間性を見失わず生きる。それは決して簡単なことではないと思う。
けれども、その道を自ら選ぶことができた。その事実がすごいと思う。

本も読んでみようと思いました。

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