こないだ、読み終えました。
これで、今のところのガリレオは読破。
けど、もうすぐ新作でるんだよね。

これを読んで、映画がいかに、原作に忠実に作られたかが改めてわかりました。
湯川先生の苦悩がね。
石神も湯川も、天才が故に苦しむことになっちゃったのかなー。

読んでいて、どうしても湯川先生は福山になっちゃうんだけど、
石神は、石神というキャラが、自分の中でできますね。
堤真一にはならなかったなぁ。
だから、よく石神に堤真一をキャスティングしたなぁと思うのです。
原作の石神とはだいぶ違います。
けど、堤さんの石神も、やはり石神なのです。間違ってないの。
あ~これは違うな~、っていうのじゃないの。

本のネタバレ=映画のネタバレになりますので、
これから読もう、観ようという方は以下、読まないでくださいね。

そもそも、原作には柴咲コウの演じている内海や、真矢みきの演じている検死官はいないので、
映画でも、いいの?ってくらい、重きが置かれていません。
真矢みきはワンシーンだけだったと思う。
柴咲コウは、メインキャストだからもちろん、たくさん登場はしてくるけれど、
結局、話の本筋にはほとんど関係してきません。
そこは、よくぞ思い切ったなぁと思います。
そして、それが正解だったと思います。
かといって、映画でも草薙(北村一輝)がメインで捜査をする、というわけにはできなかったんだけど、
それでも、内海よりは草薙のほうがある程度の役割を担っていて、
このケースの場合、そのほうが当然しっくりくるのです。
だって、湯川と石神と草薙は帝都大の同期、ということで繋がるわけだから。

なぜ石神はそこまでして彼女を…
みたいなこと、CMでも言ってるよね(笑)
たしかに、なんでそこまでするのか、理解はできないので、
人によっては「そりゃないでしょ~」と思うかもしれないけど。
生きてみよう、と思わせてくれたきっかけっていうものは、
大きさじゃないんだよ、ってことなんだろうね。
それがすごーく感動的な説得や告白だろうと、
このケースみたいに当の本人も気付かないくらい些細なことだろうと、価値は同じ、というか。


私としては珍しく、映像を見てからの本だったので、
読んでいきながら「あ~、そうだったのかぁ!」というのがなかったので。
答えを知った上で読んでいたからね。
本から読んだ人で、途中でトリックが解った人はいるのかなぁ。


つい映画の話になっちゃうんだけど、
堤真一をもってきたのもすごいなぁと思うし、
なぜ長塚圭史だったんだろう?とも思う。
それは「えーなんで?」っていう意味じゃなくて、
よく長塚圭史をもってこようと思ったなぁっていう、感心の意味で。
でも「えーなんで?」は工藤さんがダンカンってとこだな。
ダンカンが嫌いなわけじゃなくて、ちょっとイメージ違うでしょ?みたいな(笑)

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