クライマーズハイ

2008年9月3日
ずっとずっと前に文庫を買って、
ずっとずっとそのままにしていて、
やっと読みました。
うーむ、いい本というか、すごい本です。

ただの小説、ではない。
それはやはり、著者が当時、上毛新聞の記者だったという事実からくるリアリティと
著者の構成の巧さ、表現の巧さとに寄るものでしょうか。
御巣鷹山の日航機事故、だけではなく、
悠木が抱える心の闇も、衝立に臨む現在の状況も、
それがあることが必然として存在させていて、
物語の筋にブレがないのが、すごいと思います。

御巣鷹山の日航機事故が起ったのが85年。
当時の私は、まだ幼かったこともあり、
あまり鮮明に記憶しているわけではないんだけど、
この事故があったということは覚えています。
飛行機なんて乗ったことがなかったから、
「飛行機って怖い乗り物だ」と思ったような。
飛行機って墜落するものなんだって擦り込まれたような気もします。

この事故以上の飛行機事故って、起ってないよねぇ。
どれだけすごかったんだろう。

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