ナイス・キャスティング

これ、けっこう人気なんだよね。
公開時から観たかったし、たまたま1本あったので借りてきました。

映画なのは知ってたんだけど（観たかったわけだし）
これって、舞台ありきの映画かなーと思ってたんだけど、
そうではないんだね。
こういうのなんていうんだっけ？場面が変わらないの。
場面は1つの部屋しか出てきません。
約三十の嘘、みたいな、ね。
それだけに、舞台でやってもおもしろいと思うんだ、これ。
・・・と思ったら、やっぱり舞台があっての映画、だね。
たしか、舞台があったよな〜って気がしてたんだ。

オダ・ユージ役がユースケとは、いいキャスティングです。
決して織田裕二役ではないですよ。
舞台あって、と思っていたので、
わりとコミカルな流れを予想していたわりに、
前半は意外にシリアス調に進むので、
あれ？こんな話なんだ・・・って思ったけど。
おもしろかったよ。
ほんと、この5人が集まったからこそ、導き出したラストがあります。
最後の、紐解かれるというか、その展開は好きでした。
けど、もっと爆裂におもしろいかと思ってた。期待しすぎか（笑）
いや、おもしろかったよ、ほんと。

私、小栗旬の演技って、あまり観たことなくって。
別に嫌いなわけじゃなくて、イケメンパラダイスも見てなかったし、
花より男子も見てなかったし、ごくせんは再放送でちょっと見ただけだし、
それにしたってあれ、マツジュンメインだったし。
思ってたより、いい演技するなーって思いました。（上から目線）
頑張って、ただのイケメン路線にはいかないで欲しいね。

香川照之はさすがです。さすがの脇役俳優です。なんでもこなすね。
カチューシャだって似合っちゃうもんね。（いや、似合ってはないか）

もし、自分が「キサラギ」を作る側だとして、
キャスティング、どうする？どの5人をどういう配役にする？
これ考えたら、けっこうおもしろいな。