薩長同盟

2007年6月27日 映画
10巻も見ました。
昨日もちょっと書きましたが、
「ある隊士の切腹」の回は、とてもヘヴィでした・・・

山南さんが死ぬ前に
「時代は目の前で動いているのに」というようなことを言っていたと思いますが、
いよいよ幕末も本当に末を迎えようとしています。
新選組は烏合の衆、今まではそれが「勢い」としていい気流に乗っていたのが
今度はそれが「なにもわかってない集団」になっていきます。
悲しいねぇ。切ないねぇ。けど事実なんだねぇ。

私、このドラマを見始める前から、新撰組は好きで、
だから本も読んでたんだけど。
やはり幕末を追っていく以上、坂本龍馬は避けては通れないですね。
竜馬がゆくでも読んじゃいそうな勢いです。
薩長同盟を締結させるという意味。
日本史の授業だと、さらっと「薩長同盟が成立」って終わっちゃうけど、
それを成立させるのって、本当に、並大抵のことではないということが
ぼんやりわかってきました。
たぶん、北朝鮮と日本の国交成立くらい、考えられないことだったんじゃないかな。
坂本龍馬という人の破天荒なまでの考えと行動。私が思っている以上だ、きっと。
当時は絶対変人扱いされてただろうなー。
けど、日本人の好きな偉人のトップになるのもわかるなー。

新撰組と坂本龍馬は、関係から言えば敵です。
大河の中では、近藤は坂本と江戸にいた頃から面識があることになってるけど
それは史実ではないはずです。
けど、ドラマとしてみれば、近藤と坂本の親交というのは実に巧妙だなと思います。
9巻の寺田屋騒動の時。
お風呂で遭遇する近藤と坂本。
「今度会う時は敵じゃきー」みたいなことを坂本さんが言うんだけど。
時代がどう転ぶかわからない、主張や意見がコロコロ変わるのが当たり前の時期。
それを象徴していると思うのです。近藤と坂本の関係というのは。

ついこの前までは、近藤と坂本はベクトルとしては同じ方向だったはずなのです。
それがほんのわずかの間に違う方向を向いてしまった。
どちらが間違っているとも正しいとも言えない時代ですからね。

山南さんが死ぬ前に、坂本さんに会いに行くけど、あれはどうなんだろう?
山南さんは千葉道場で北辰一刀流を修めているから(だよね?)
坂本龍馬とも面識はあったのかな?
死ぬ前に会いには行っていないだろうけどさ。

これからの新撰組は、どんどんと崩壊していきます。
綻びが顕わになっていくばかりです。
所詮は多摩の田舎侍・・・という感じで。
切ないことになることはわかってるけど、
早く次が見たいなー。
そろそろ高台寺党が離れていってしまうのです。
平助との別れがあります。切ないねー。

新撰組をもう1度、読んで。
長州に興味がでてきたなー。

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