ひまわり

2007年6月10日 映画
行定さんは、こういう映画の人だと、やっぱり思う。
売れっ子になるのはすごいことだけど、
こういう映画を作れなくなっていると思う。
もしかしたら、本人は作りたいのかもしれないけど、
今や、そうもいかないでしょ。

エンディングで、みんなが船で海に出るとこ、
さすがにそりゃないよ(笑)とも思ったけど、
なんていうのかな。そういうばかばかしいところも含めて、
意外とわかるっていうか。
現実としてありかなしかで言えば仮になしだとしても
あー、わからんでもないな、みたいなね。

私も世間一般ではもう立派な大人の年齢で、
社会人としても何年か勤めてるし、
同級生は結婚したり子供産んだししてるけど、
大の大人が集まると、けっこう子供みたいにバカなことしてたりするんだよね。
変にアツくなっちゃったりとかさ。
だってうちら、今度鬼ごっこしようって言ってるからね(笑)

やっぱり、光がいい映画だった。
これってフィルムの違いもあるの?
そういう専門的なことわからないんだけど。

朋美本人がなにかを話すわけじゃない、出てきて主張するわけじゃない、
けど、そこに集まったみんなの中での朋美を繋ぎ合わせて
今になってやっとわかった、という描き方。
今になっちゃったけど、伝えられてよかったよね。

女優陣は麻生久美子以外、知らない人が多いんだけど
男性はなかなかおもしろいキャストだと思います。
堺雅人も出てたんだね。しかも役が合ってるの(笑)
私の好きな津田寛治もでてました。

これ、行定さんの劇場公開作の1作目なんだって。
処女作はOPEN HOUSEだけ劇場公開にはなってないらしく。
OPEN HOUSE、贅沢な骨、ロックンロールミシン、ひまわり。
この辺りがとても行定的でよいと思います。

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