いい映画だったよ。
舞台は昭和40年のいわき。
蒼井優演ずる、キヨコだっけな?高校生。
うちの母親はまわに、昭和40年にこれくらいだったんだなーと。
いわきの出身じゃないですけどね。
それを思うと、この時代に親の反対つっぱねて、
炭鉱夫たちに猛反対されているハワイアンセンターの踊り子になるっていうのは、
かなり前衛的なことなんだろうと。
キヨコは実際はいなかったんだろうけどさぁ。

富司純子の演技を、初めてまともに観たように思います。
私の中では「サワデーのおばさん」です(ふるっ)
けど、演技うまかったね。当たり前か。
寺島しのぶも、年とったらあんな風になるのかしら。ならなそう・・・

ただ、フラガール。
友達のうちで、友達5人で観てたのです。
これ、よくなかったわー。
内1人がね、素直な子だから、
観ながらケラケラ笑うし、「あー!」とか「うわっ」とか声出したりするし、後半号泣だし。
ついでに、観てる最中に買ってきたお菓子を開けるものだから、ペキペキ音がするし(笑)
私も何度かぐっと来たとこがあったんだけど、
こうしてすぐ近くに感情顕わにしている人がいると泣いたりできないんだよね。
素直じゃないから、私。

(これ、ネタバレだけど↓)
松雪さんが憤慨して、早苗の父(高橋克実)を殴りに行くシーンがあるの。
銭湯の男湯に殴りこんで行くんだけど。
私、このシーンもぐっと来た1つだったのね。
けど、周りのみんなはケラケラ笑ってるの。
私にとっては全然笑うとこじゃないんだけど。
そういうのがね、なんか、あー失敗したなーって思いました。
性格悪いね、あいかわらず、私ってば。

 
私は、石炭の時代を生きていないので
炭鉱が閉山して、その土地の人が解雇されて、という背景をあまり知らなくて、
観ながら若干の時代背景を汲み取ったわけだけど。
大変だと思うよ。この時代に、新しい施設というか、新しい価値を作り出すことって。
しかもいわきだし。田舎をバカにしてるわけじゃなくって、
やっぱり時代と土地柄とそこにいる人たちからして、頑固なものもあるだろうし。
フラガールに描かれている全てが実話ではない、それはわかっているけれど、
フラガールたちにも、炭鉱で働く人たちにも、まどか先生にも
いろんな葛藤があって、その上でできあがった常磐ハワイアンセンターなんだろうね。

松雪さんと蒼井優の踊りには魅せられます。

コメント

キティ
キティ
2007年6月4日22:19

タイムリー!私も先週見ました。蒼井優ちゃんの踊りにはほんと感動しました。あれはすごい。
フラガール、後味がすごくよくって、元気が出る映画でした♪

そして今週、硫黄島からの手紙を加瀬くん目当てで見ました!
後味がすごく悪くて凹む映画でした・・・。

紅緒
紅緒
2007年6月5日21:01

まぁ、硫黄島は戦争映画だからねぇ・・・仕方ないのかな。
私、まだ観てないんだよね。

フラガール観たら、やっぱりハワイアンズに行ってみたくなるよね♪

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