納涼!

2006年9月5日 狂言
久しぶりの狂言鑑賞。
今年は2ヶ月に1回程度にしようと決めたからね。
けどこれ、チケットはかなり前に手に入れてたんだよね。
プレオーダーで買ったの。の割には平凡な席だったけど(笑)
 
 
 

納涼 茂山狂言祭
第二日 夜公演@国立能楽堂
 
お話 茂山千之丞

狂言:粟田口
大名・茂山千五郎 太郎冠者・茂山茂 すっぱ・茂山七五三 後見・増田浩紀

狂言:狐塚
主・茂山正邦 太郎冠者・茂山茂 次郎冠者・茂山童司 後見・島田洋海

狂言:六地蔵
田舎者・茂山あきら すっぱ・茂山千三郎 その仲間・茂山千之丞 その仲間・丸石やすし
後見・増田浩紀 島田洋海

千之丞さんのお話はおもしろい。
もっとも、私は茂山家単独の狂言を観たのがこれで2回目とかだし、
前回も千之丞さんがお話してくださったと思ったので、
他の人のお話を聴いたことがないだけなんだけど。
ただ、千之丞さんの話の笑いというのは、ギャグで笑わそうとか、
その類ではないので、ほほえましくお上品な笑いな気がする。

納涼狂言は、昨日の夜、今日の昼、そして夜と、東京で3公演やってるんだけど、
今日の夜の回だけ、千作さん出ないんだよね。残念。

どれも親しみやすく、おもしろい狂言でした。
茂さんが、粟田口にでて、次の狐塚にも出て、大変だなぁなんて思ってました。
茂山家の狂言は、何度も言いますけど、舞台と客席との距離が近いですね、なんとなく。
私は山本東次郎さんの狂言などを観たことがないので、
比較するならば野村家としか比べようがないのですが、
役者が揃っている、のは茂山さんのほうでしょうね。
いや、野村さんだって十分なんだけど(笑)
その場の空気や雰囲気によって、狂言も変わってるんだなというのが
よくわかるのが茂山さんです。
まぁ今回は納涼狂言「祭」なので、そこらの意味も汲んでのことかもしれませんが。

1番おもしろかったのは六地蔵です。
野村さんの六地蔵は観たことあったんだけど、
すごいですね、この六地蔵。だって、ラストは大爆笑ですよ。
千三郎さん、カンチョーしてたもんね(笑)
で、かわいい味だすのが丸石さん。千之丞さんと丸石さんが出てきただけで
笑いが起ってましたし。

どの作品も、ちょいちょいアドリブ入れてるのかなぁと思いながら観てました。
大いに楽しませていただきましたぁ!

今回は、男性客がいつもより多いなと思いました。
やっぱり、野村さんだと、狂言界のスター萬斎さんがいるから
女性客のほうが多くなるのかな。

国立能楽堂の座席が変わってました。
前の座席についている、あの液晶画面みたいのはなにに使われるんだろう・・・
だってここは能楽堂だしなぁ。もしかして字幕?とか思ったり。
国立能楽堂の橋掛かりが日本で1番長い橋掛かりなんですね。
って千之丞さんが言ってました。へぇ〜。

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