幻の光

2006年8月3日 読書
これは、是枝さんの映画を観たことがあって。もうけっこう前になるんだけど。
それで、原作はどんなものなのかな、って思ってたんだけど、
こないだ、本屋さんでたまたま見つけたもので読んでみました。

映画は、原作の空気感はそのままにしていたんだな、と思いました。
どこか薄暗く、どんよりした空のイメージです、幻の光は。
事実、重苦しいという表現は合わないんだけど、
でももったりとした雰囲気の作品です。
宮本輝って、現代文学!でもなく、かと言って近代文学というと、
夏目漱石とか三島とかになりそうで、それでもないし、
近現代文学というか。そういうポジションですね。

短編4作なのでさくっと読めます。本も薄いしね。
宮本輝って、関西の人なんだよね。神戸の人だわ。
これ、幻の光も、前に読んだ彗星物語も、舞台は関西だったから。
合ってるかわからないけれど、読んでいると言葉がやっぱり関西の発音になります。

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