村山 由佳という名前は、こんな私でも一応知っている。
書店で見かけますから。
なんだっけ?おいしいコーヒーの淹れ方だっけ?紅茶の入れ方だっけ?
そんなタイトルの本も書いてるよね?
けど、まぁ見るからにというか、いわゆるラブストーリーなんだろうと。
女の子対象です、みたいな本なんだろうと。
で、たぶんそうだと思うんですが。
そこに、まさか私が自ら足をつっこむわけもなく。素通りしてたんです。

が、まさかねー。私が村上由佳を読むなんてねー。自分でもびっくり。
って、自ら手にしたわけじゃないですよ!!
これもO氏に借りた本なんです。
O氏からこれを借りるとも思ってもみなかったので驚くけど。
私が池波正太郎を貸したら「お前からまさかこの本借りると思わなかったな、おもしれぇ」
といわれたけれど、この本に対して、そっくりそのままお返ししますわ!

で、感想ですが。
あまりにド恋愛ストーリーで面食らいました。
ひねりもなにもないのね。素直とか純粋とかいうより、ピュアって言葉を
使わなくちゃいけないかのような、そんな雰囲気。

これって、村上由佳のデビュー作?なんだよね。
どーも、時代錯誤的なレトロ感があると思ったら、
文庫の初版がなんと10年前。そりゃレトロでもしょーがない。
で、重版に重版を重ねて、私が借りたのは34版くらいでした。へぇ〜。
正直言えば、これがなんでそんなに重版になるのか、よくわからんです。
作家だから、うまいんだろうけど、
なにかが抜群に秀でているという印象は受けません。
くりぃむしちゅーのさ、ベタ男とベタ美のやつあるじゃん。
まさにあれに出てきそう。ベタな恋愛小説、次はこうなる!みたいに。

王道、というか、お約束、というか。
そういう小説でした。
私、仮に自分が作家になったとして、仮に恋愛小説を書くとして、
絶対、これは書けないわ・・・

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