モリシゲ

2006年6月27日 読書
リリー人気にあやかってか、今、この本検索したら、
割と順位が上位だった。
ナンシー関とリリーさんの、クレアでの対談を本にまとめたものらしい。
この2人の対談ですもの、おもしろいに決まってる!

と思って読み始めたのですが、序盤は思ったほどじゃなかった
けど、それも回を追うごとにいい雰囲気になってくる。
やっぱり、最初はリリーさんとナンシーさんの距離があるのよね。
それが縮まっていくのは手に取るようにわかります、読んでて。

本当はもっともっと続くであったはずのこのコラムも、
ナンシー関の死という形で終わりを迎えてしまったわけです。
ナンシーさんが「10年後なにしてるのかな。消しゴム彫ってるに違いない」
とか言ってるのがさ。逆に切なく思えてくる。

リリーさんのエッセイもおもしろいが、
ナンシー関はその上を行く。
言い得て妙とはまさにこのこと。
かゆいところに手が届くというか、
「そうそう。そうなのよ!」ということを言葉にするのが非常にうまい。

このエッセイは、ナンシーさんの的確なつっこみ具合も、
リリーさんのひどいありさまも、いいバランスで読むことができる。
中盤以降、「ククク」と笑える箇所がちょいちょいあるし、
リリー好きにも、ナンシー好きにも楽しめると思う。
序盤のおかしな堅苦しさも、初々しくておもしろい(笑)

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