25時

2006年5月17日 映画
ここのところ、映画鑑賞がストップしています。
このDVDもかれこれ1ヶ月くらい借りっぱなしだと思う。
そろそろこのまま借りてても無意味だし、観ないで返そうと思ってさ。
返す前にちょっと観て、おもしろくなさそうと感じたら即返そうと。

で、観始めて観たら。けっこうおもしろくってさ。
そのくせ、途中で寝ちゃったんだけど(笑)
翌日、全て観ました。

スパイク・リーって、名前は知ってたけど、あぁ、マルコムXの監督なのね。観てないけど。
黒人を中心とした人種差別の映画が多いみたいだけど、25時はそれとは違います。
麻薬の売人モンティのムショ収監までの24時間を描いたもの。

これがねー。最初はさ、よくあるクスリ絡みの映画かと思ったんだけど。
やられたね、DVD買おうかと思っちゃったね。
久しぶりに泣けた映画です。(こないだ、旭山動物園で泣いたけど、あれはドラマってことで)
いや、映画観るのが久しぶりだからか!(笑)
けど、なんていうのかなー。感動で泣くとか、悲しくて泣くとかじゃなくて。
切ないのなんの。今まで観た映画の中で一番切ないかもしれない。
なんか、切ないのジャンルがちょっと違うというか。意味わかんないか。

モンティ役のエドワード・ノートンがいい。
クウルな役どころなんだけど、でも人間の弱さとか強さとか、
そういうのがほんと、伝わってくる。
家族って?恋人って?友達って?って考えられる映画。
いやー、まさかこういう映画とは思ってもみなかった。
観ないで返したりしなくてよかったよー。

舞台はニューヨーク。撮影してるのが2002年。
映像特典で「スパイク・リーのすべて」ってのが入ってて、
その中で彼自身が言ってるけど、ニューヨークという場所を舞台にしているから
それを主張したいと思った、って。
そう、9.11。強烈なまでの主張がそこにはあって。
で、私がたまたま、年頭にグラウンド・ゼロを見て来ているもので、
それがまた思い出されてね。

そんなに絶賛するほど?と思う人もいるかもしれないけど、
このせつなさは、なかなかないかと。

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