東大寺能・狂言会 狂言の夕べ
2006年5月8日 狂言5/5(祝)@東大寺大仏殿前
第一回 世界遺産劇場
狂言:二人袴
親・野村万作 舅・野村万之介 太郎冠者・月崎晴夫 聟・竹山悠樹 後見・時田光洋
三番叟
三番叟・野村萬斎 千歳・深田博治
大鼓・河村大 脇鼓・上田敦史 小鼓頭取・大倉源次郎 脇小鼓・荒木健作 笛・杉市和
後見・石田幸雄 月崎晴夫
開演時刻に間に合わなかった私は(笑)
萬斎さんの解説も全部は聞けず、惜しいことをしました。
今回、東大寺の大仏殿前に舞台が特設され、
夜空の下、大仏様に見守られながらの狂言となっておりました。
あの荘厳な大仏殿をバックに観る狂言。なかなかない機会を味わうことができて、
本当に行ってよかったと思いました。
狂言を観にわざわざ奈良まで、なんですけど、ぶっちゃけ。
それを考えても行ってよかったです、ほんと。
普段よりも、キャパが大きいし、舞台からは遠いので、
表情まで読み取ることができなかったけれど、それでもやはりです。
20時になると鐘の音が聞こえてきて。こんな乙な狂言、なかなかないです。
いっそ、鐘の音がやってればよかったかな(笑)
二人袴は、観るのは3度目です。
茂山さんで2度、野村さんは初見。
春に観た時(茂山さん)聟が逸平さんで、宗彦さんがそのまま「兄」の役でしたが、
今回は万作さんが親でした。
私はわりと、ぴりりとした万作さんを観ることが多かったので、
なんともテンポのよい掛け合いはなかなかに新鮮でした。
お話の筋は同じなのですが、やはりお家によってけっこう違うんですね。
二人袴、この間観たばかりだったので、その辺りを発見できたのもおもしろかったです。
三番叟は、狂言というか舞ですね。
観てみたかったんだ、三番叟。
素敵でしたよ。キレのある萬斎さんの三番叟。
東大寺ということもあるのかもしれませんが、
幽玄な世界に、引き込まれてしまい、
なんだか無心に見入ってしまいました。
三番叟になると、二人袴の時よりももっと照明が落とされたんです。
一応、舞台には短いながらも橋掛かりがあるのですが、
千歳と三番叟は、橋掛かりから登場ではなかったんです。
そそそそーっと、大仏殿の扉が開き、そこから光と共に登場です。
そしてまた大仏殿の中へと消えてゆきました。なんとも幻想的。
豊穣を願う意味も、この三番叟には込められているそうですが、
まさに神のような存在に見えました。
おじいちゃんに、東大寺で狂言を観てきた話をしたんです。
珍しい子だなぁ〜と言われますけどね(笑)
自分は狂言は何度も観ようとは思わなかったけどなーと。
でも、「能の役者は、足の親指があがってるんだ」と、教えてくれました。
興味がないのに知ってるんです。って、つまり興味がないわけじゃないんですよね。
「棒縛りがおもしろいなー」「釣狐は1回観てみたいなー」って。
さすがだな、おじいちゃん。
おばあちゃんには高尚な趣味だねぇと感心されてしまいましたが、
実際、そんな立派なものじゃありません、私の狂言鑑賞は(笑)
第一回 世界遺産劇場
狂言:二人袴
親・野村万作 舅・野村万之介 太郎冠者・月崎晴夫 聟・竹山悠樹 後見・時田光洋
三番叟
三番叟・野村萬斎 千歳・深田博治
大鼓・河村大 脇鼓・上田敦史 小鼓頭取・大倉源次郎 脇小鼓・荒木健作 笛・杉市和
後見・石田幸雄 月崎晴夫
開演時刻に間に合わなかった私は(笑)
萬斎さんの解説も全部は聞けず、惜しいことをしました。
今回、東大寺の大仏殿前に舞台が特設され、
夜空の下、大仏様に見守られながらの狂言となっておりました。
あの荘厳な大仏殿をバックに観る狂言。なかなかない機会を味わうことができて、
本当に行ってよかったと思いました。
狂言を観にわざわざ奈良まで、なんですけど、ぶっちゃけ。
それを考えても行ってよかったです、ほんと。
普段よりも、キャパが大きいし、舞台からは遠いので、
表情まで読み取ることができなかったけれど、それでもやはりです。
20時になると鐘の音が聞こえてきて。こんな乙な狂言、なかなかないです。
いっそ、鐘の音がやってればよかったかな(笑)
二人袴は、観るのは3度目です。
茂山さんで2度、野村さんは初見。
春に観た時(茂山さん)聟が逸平さんで、宗彦さんがそのまま「兄」の役でしたが、
今回は万作さんが親でした。
私はわりと、ぴりりとした万作さんを観ることが多かったので、
なんともテンポのよい掛け合いはなかなかに新鮮でした。
お話の筋は同じなのですが、やはりお家によってけっこう違うんですね。
二人袴、この間観たばかりだったので、その辺りを発見できたのもおもしろかったです。
三番叟は、狂言というか舞ですね。
観てみたかったんだ、三番叟。
素敵でしたよ。キレのある萬斎さんの三番叟。
東大寺ということもあるのかもしれませんが、
幽玄な世界に、引き込まれてしまい、
なんだか無心に見入ってしまいました。
三番叟になると、二人袴の時よりももっと照明が落とされたんです。
一応、舞台には短いながらも橋掛かりがあるのですが、
千歳と三番叟は、橋掛かりから登場ではなかったんです。
そそそそーっと、大仏殿の扉が開き、そこから光と共に登場です。
そしてまた大仏殿の中へと消えてゆきました。なんとも幻想的。
豊穣を願う意味も、この三番叟には込められているそうですが、
まさに神のような存在に見えました。
おじいちゃんに、東大寺で狂言を観てきた話をしたんです。
珍しい子だなぁ〜と言われますけどね(笑)
自分は狂言は何度も観ようとは思わなかったけどなーと。
でも、「能の役者は、足の親指があがってるんだ」と、教えてくれました。
興味がないのに知ってるんです。って、つまり興味がないわけじゃないんですよね。
「棒縛りがおもしろいなー」「釣狐は1回観てみたいなー」って。
さすがだな、おじいちゃん。
おばあちゃんには高尚な趣味だねぇと感心されてしまいましたが、
実際、そんな立派なものじゃありません、私の狂言鑑賞は(笑)
コメント