カクト

2005年11月15日 映画
私にとって、伊勢谷友介って珍しい存在なんです。
というのも、私、伊勢谷友介って嫌いだったんだ。
別になにがイヤってわけじゃなかったんだけど、
なんとなく好きじゃなかった。
あゆのPVとか出てたよね。

けど、それが一転。
伊勢谷友介がけっこう好きになった。
ディスタンスを観てから。
ディスタンスの中の伊勢谷友介は、本当に自然体で、
そういう演技なんだけど、
すごく好きだったんだよね。
その成りとか雰囲気とか。かっこいいし。あ、見た目ね。(笑)
それから、ワンダフルライフを観たんだけど、
ここでもおもしろい味を持ってる人で。
ワンダフルライフでは、伊勢谷友介は「伊勢谷友介」という役名なんだけど、
そもそもなかった役どころだったんだって。
けど、彼のその人柄に是枝監督が引かれて「伊勢谷友介」という役を作ったとか。
だから伊勢谷くんは伊勢谷くんのまま、そのままだったんだと思ったり。

だから、この「カクト」も観てみました。
カクトは伊勢谷友介の監督作品です。
是枝監督がブロデュースしてました。
はっきり言って、ストーリーとしては全然だと思います。
まぁ、「は?なんだったの?」というストーリー展開ではないので、
んー、ある意味ではなに?なんだけど。
でもちゃんと終着点があるストーリーです。
ラストは、案外いいと思いました。
これってドラッグの話で、ドラッグとなるとはちゃめちゃというか、
とってもよろしくない世界が当然ながらそこに存在するわけですが、
そんなくせに、ラストにはちゃんと小さなあったかさ。
心がホッとしてしまうようなものがあって、救われる気がしました。

ドラッグだから、っていうわけじゃないけど、
トレインスポッティングみたいな発想があって、
かつおもしろい画を作るなと思いました。
どこかにありそうじゃない?と言われればそうなんだけど、
でもトータルで見るとけっこうオリジナルだよねっていう。
そういうおもしろさ?というか、なにかのある映画でした。

メイキング、よかったです。伊勢谷友介の素って感じで。
さらに好きになった。
伊勢谷友介って、芸大の院行ってるんだよね。
その間にアメリカ行ったりして。
モデルで始まったけど、本当は映画やりたかったんだなぁって。
芸大=頭がいい、というのとはちょっと違うかと思うけど、
知識や経験と感性もある人なのかも、と今は買被り気味に思ってます。
伊勢谷友介は今みたいに長いよりも、短髪のほうが好き。絶対そのがかっこいい!

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