文庫になったので読みました。
読んで泣いた(正確にいうと、泣きそうになった。電車の中なので留めましたよ)
小説は初めてですね。
でも、ストーリーで泣いたわけではないと、自分で思います。
この小説を読んでいると、やはり梶は寺尾聰だし、佐瀬は伊原剛志だし、志木は柴田恭兵だし。
映画が重なってくるんです。もう観てるんで。
映画が思い出されて泣ける、という感覚でした。

梶があと1年生きるという意味が
当たり前ですが文字で解説されるのでちゃんと理解できた気がします。
だから、志木、佐瀬、植村が梶を守ろうとする意味がわかってきます。
けど、全体の作りからすると、私は映画のほうが好きです。
となると、映画の脚本がいいということになるんでしょうかね。

小説も、もちろんいいんですけど。
たまになんですけどね。ひっかかるものが落ちてるんです。
うーん、ちょっと大げさですけど、急に興ざめさせるものが転がっているというか。
それは文の表現だったりするんですけど。

新聞記者を鶴田真由にする必要はあったのかなぁ。
しかも、役どころがちょっと変わってるし。
変わってるからこそ、鶴田真由にしたのかなー。
映画だと、新聞記者中尾を、小説ほど子細に描くことができないから。

樹木希林のすごさを再確認しました。
小説と映画と、法廷でのシーンがちょっと違うんです。
けど、小説読んでいても、希木樹林は圧倒的でした。

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