江國さん的ではあるけど、
初江國として読むべきではないな、うん。
私の常識で考えると、という前置きをしておきますが、
江國さんの話に出てくる人っていうのは、
穏やかそうな顔して(顔なんか見えないけどね)
実はとっても風変わり、という人が多いと思う。
そのくせ、そういう人は江國世界の中ではどちらかというと、
正常な範疇で生活してたりする。

ウエハースの椅子の主人公も、そういうタイプの人間のようだし、
その恋人も、妹も、大学院生も、お父さんもお母さんも
そちら側にいるタイプの人たちなので、
わかんねー!!という人にはまったく理解ができず、
なんじゃ、こりゃ?という世界だったりするのかもしれません。

江國さんの世界は、現実と非現実の間にあるようなところだと、
私は前からずっと思ってます。
この本も、現実だけど、全然現実じゃないところのお話みたいな気がします。

ちょっと癖がある気がするので、好き嫌いが分かれるところかもしれません。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索