私が何度となく、読みながら電車の中で泣きそうになった本はこれです。
タリーズの社長がまだ30代の若い人だっていうのは知ってたし、
彼が作り上げてきた会社だっていうのも知ってたけど、
この本読んで、社長像が少し変わったな。

今はあれだけ大きくなった会社の社長だし、
今も事業を拡大させている。
本に書いてあることが全て本心だと、私個人的には思いたいけど、
必ずしもそうとも限らない。
それにしても、
社長って金持ちでいいよな〜という私の考えを変えさせてくれたね。
かなり苦労している。いや、苦労というか、辛い思いを経験してきている。
時代にも人にも恵まれてるところはあるけれど、
それを引き寄せたのも彼の持つものがあったからこそだろうし。

タリーズは日本に進出したころ、
いや、それから少し経ったころかな。
まだ都内にばかり出店してる頃、たしか天王洲のお店に行ったのが
私にとっては初タリーズだった気がするな。赤坂だったかな?
その頃雑誌に載った記事では、これから店舗を増やしていくって書いてあったんだけど、
出店ペースはスターバックスの比ではなく、
なかなか勢力拡大してこないな、という印象だった。
タリーズは小規模なままなのかなとも思ったし、
むしろ減っていってしまうのじゃないかしら、と思ったりもした。
けど、それには松田氏なりの事情やら考えがあったからであって、
それは結局功を奏した結果になったと思う。

松田氏は本当に苦労人だけど、
本を読んでいる限り、自分では他人が思うほど、自分のことを苦労人とは思ってなさそうだ。
バリバリの行動派な人間で、その度胸たるや驚きに値する。
それだけに、おもしろいことも言っているし、なるほどと思わせることも言っているので、
非常におもしろい1冊だと思った。

松田氏はたたき上げ社長、の部類に属すると思うけど、
自分一代で事業を形にした人っていうのは、
やはりそれだけの手腕があり、人脈があった人たちなので、
そういう人の話を聞いているととてもおもしろい。
私の友達から聞いた、ゴーン氏の言葉も、とてもおもしろいものだったし。

私は将来起業しようとか、さらさら思っていないけれど、
松田氏の話はとても興味深く、見習いたい面がたくさんあったし、
この言葉、覚えておこうというセリフもたくさんあった。
文庫化していて、私も文庫で読んだんだけど、
この本が5,600円で読めるのはお得だ〜。
これを鵜呑みにしろっていうんじゃなくて、
一社会人として、おもしろい話だと思う。
スターバックス成功物語、もう1回読んでみようかな。

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