初クロサワ映画です。
私、お恥ずかしながら(と言うべきなのかしら?)
黒沢映画を見たことがありません。
七人の侍とか、見てみようかなと思ってはいるんだけど。
で、なぜこれを見たかというと、
萬斎ネタばかりになってしまいますが(私っぽいでしょ?)
これは、萬斎襲名前の萬斎さんが出ている映画なのです。
どれどれ、どんなものか見てみるか?っていう気持ちで
黒沢映画見たこともないし、見てみるか、っていう感じで。
けど、よかったね。おもしろかった。
ありきたりだけど、さすが世界のクロサワだね〜って。
2時間40分と、長めの映画なんです。
私が今までの経験からいくと、3時間近い上映時間のある映画というのは、
必ず間延びした時間帯があるんです。
ん〜、これもう少し短くてもよくない?みたいな。
けど、この映画にはそれがなかった。
あっという間に1時間が経って、2時間が経ってたな。
あっという間に寺尾聰も死んでた(笑)
かといって、私自身、どっぷり入り込んで観ているわけじゃないんだよ。
それなのに、そう感じさせる、それがすごいなと思いましたよ。
萬斎さんは鶴丸という、盲目の少年の役です。
萬斎でござるに書いてあったけど、黒澤監督は当初、10歳くらいの少年を
この役に就けようとしていたんだけど、たまたま目をつけた萬斎さんが
17歳だったので、セリフもつけた役にしたんだって。
けど、顔がはっきりと映るわけじゃないので、萬斎さんだとはわかりません。
演技はそんなに上手くないし。当たり前だろうけど。
でもね、どこか立ち姿がやはりぽっと出の17歳とは違いました。
これは明らかに。うん。私じゃなくてもわかるでしょ。
やはりそこには存在感があった。
人がごろごろ死にます。合戦だから。
でも、その合戦の間、音楽しか流れないシーンがあって。
それがまたけっこう長いの。
でもそれもね、見応えがあった。ほんとに。
一番圧巻だったのがね。雲。
湧き上がる雲が映されたりもするの。
それももちろんなんだけど、雲の動きがね。
影が地面に写るでしょ?それがね。壮大なの。
もちろんこの雲も計算されてるんだろうなと思ったよ。
雲のために、エキストラも含めた役者さんたちは、どれだけ待たされたのかな?
なんて思っちゃたよ。
それでも、黒澤作品になにかの思い入れがあるわけでもない、知識があるわけでもない
そんな私にも、圧倒的だったから、あの雲は。
ストーリーは実にシンプルなんだけど、おもしろいと思う。
リア王か、を日本に当てはめた話らしい。
それ、知ってたけど観てた時はすっかり忘れてた。
あのシンプルな話をおもしろくするのは、実はけっこう難しいと思う。
と思うと、シェイクスピアにも興味がでてくるわね。
出演している役者さんは、今も現役の方がたくさんいるし、
知ってる人もたくさんいるんだけど、
個人的には井川比佐志さんがよかったですね。
あと、楓の方は誰かと思ったら原田美枝子なんだね。
この人も、これが一番好きだな。
あとね、ピーター。出てるのよ。わりとメインキャラ。
私の世代がギリギリ最後じゃないでしょうか。
黒澤明と同じ時を生きた世代として。
いや、ギリギリアウトかな〜。
黒澤映画が公開されてた時分は、その映画に興味がない年だったからな。
この人のなにがすごいのか、まだよくわかんないけど、
でも、やっぱり世界の黒澤なんだろうな〜と思いました。
次は羅生門を観てみようと思います。
私、お恥ずかしながら(と言うべきなのかしら?)
黒沢映画を見たことがありません。
七人の侍とか、見てみようかなと思ってはいるんだけど。
で、なぜこれを見たかというと、
萬斎ネタばかりになってしまいますが(私っぽいでしょ?)
これは、萬斎襲名前の萬斎さんが出ている映画なのです。
どれどれ、どんなものか見てみるか?っていう気持ちで
黒沢映画見たこともないし、見てみるか、っていう感じで。
けど、よかったね。おもしろかった。
ありきたりだけど、さすが世界のクロサワだね〜って。
2時間40分と、長めの映画なんです。
私が今までの経験からいくと、3時間近い上映時間のある映画というのは、
必ず間延びした時間帯があるんです。
ん〜、これもう少し短くてもよくない?みたいな。
けど、この映画にはそれがなかった。
あっという間に1時間が経って、2時間が経ってたな。
あっという間に寺尾聰も死んでた(笑)
かといって、私自身、どっぷり入り込んで観ているわけじゃないんだよ。
それなのに、そう感じさせる、それがすごいなと思いましたよ。
萬斎さんは鶴丸という、盲目の少年の役です。
萬斎でござるに書いてあったけど、黒澤監督は当初、10歳くらいの少年を
この役に就けようとしていたんだけど、たまたま目をつけた萬斎さんが
17歳だったので、セリフもつけた役にしたんだって。
けど、顔がはっきりと映るわけじゃないので、萬斎さんだとはわかりません。
演技はそんなに上手くないし。当たり前だろうけど。
でもね、どこか立ち姿がやはりぽっと出の17歳とは違いました。
これは明らかに。うん。私じゃなくてもわかるでしょ。
やはりそこには存在感があった。
人がごろごろ死にます。合戦だから。
でも、その合戦の間、音楽しか流れないシーンがあって。
それがまたけっこう長いの。
でもそれもね、見応えがあった。ほんとに。
一番圧巻だったのがね。雲。
湧き上がる雲が映されたりもするの。
それももちろんなんだけど、雲の動きがね。
影が地面に写るでしょ?それがね。壮大なの。
もちろんこの雲も計算されてるんだろうなと思ったよ。
雲のために、エキストラも含めた役者さんたちは、どれだけ待たされたのかな?
なんて思っちゃたよ。
それでも、黒澤作品になにかの思い入れがあるわけでもない、知識があるわけでもない
そんな私にも、圧倒的だったから、あの雲は。
ストーリーは実にシンプルなんだけど、おもしろいと思う。
リア王か、を日本に当てはめた話らしい。
それ、知ってたけど観てた時はすっかり忘れてた。
あのシンプルな話をおもしろくするのは、実はけっこう難しいと思う。
と思うと、シェイクスピアにも興味がでてくるわね。
出演している役者さんは、今も現役の方がたくさんいるし、
知ってる人もたくさんいるんだけど、
個人的には井川比佐志さんがよかったですね。
あと、楓の方は誰かと思ったら原田美枝子なんだね。
この人も、これが一番好きだな。
あとね、ピーター。出てるのよ。わりとメインキャラ。
私の世代がギリギリ最後じゃないでしょうか。
黒澤明と同じ時を生きた世代として。
いや、ギリギリアウトかな〜。
黒澤映画が公開されてた時分は、その映画に興味がない年だったからな。
この人のなにがすごいのか、まだよくわかんないけど、
でも、やっぱり世界の黒澤なんだろうな〜と思いました。
次は羅生門を観てみようと思います。
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