白夜行

2005年5月25日 読書
相当に読み応えのあるこの小説。
かなりの長編。
だけあってというか、登場人物が多い。
というのも、これってとある殺人事件から物語は始まるんだけど、
その事件からいろんな時代、場面が登場するから。
オイルショックの頃から最後にはバブルが弾けるころまで。
人物も菊池、松浦、秋本、篠塚、高宮、西本、桐原、笹垣、今枝、唐沢…
まだまだ出てきます。ほんとにたくさん。
それがだんだんと一つに集まってくる感じ。
だから、後半になると「う〜ん、秋本、秋本。どこで見た名前だっけ?」と
前半に戻ってみたりしました、私は(笑)
この人があの時のこれで、この時の話にはあの人がでてきた、
っていうのが瞬時には整理できないです、ほんとに。
それくらいいろいろと絡み合ってるのです。

最後、そう終わっちゃうんだ、って思いました。
なんか、虚をつかれるというか、なんというか。
置き去りにされてきたあの人やあの人はどうなったの?
いや、あの人もあの人もつまりはそういうことなのね、とか思ったり。
けど、ラストはちょっとあっさりしすぎなような。いや、だからこそいいのかしら?

本当に読み応えがあります。
けどどんどん読めます。

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