おかいもの注意報

2004年10月11日
私は服とか靴を買う時、
ちょっと欲しいと思うと、わりとすぐに試着をする。
その昔は試着が大ッキライだった。まずめんどくさいし。
でも、最近は試着は大事だと思う。

サイズが合う合わないはもちろん大切なんだけど。
これは姉に教わったのである。

春に京都に行った時。
最近、アンティーク着物ブームだってわけで、
原宿辺りでも着物やさん、多いみたいだけど、
京都でもやっぱり多い。
で、モノによりけりなんだけど、わりと安く買えたりもする。
とある着物やさんに寄った時に、
かわいい着物を見つけたのよ。
お値段2万円。これってのは安いわけです。
着物買ってどこに着ていくの?と言われそうですが、
ひそかに、今度の初詣は小紋で行こう、と思ってたのです。
(サザンに行く予定なので、今年は必要なさそうですが。)

で、お母さんも「これでこの値段なら安いねぇ〜」と。
お姉ちゃんも「これかわいいじゃん」と。
となると、なんかどんどん欲しくなってくるもので。
本気で買っちゃおうかな、と思い始めたのよ。
えー、どうしよ、どうしよ。
また来週も来れるっていうなら保留にするけど、
なんせ京都ですから。そうも行かないし。一点モノだし。
ってことは買っちゃおうかなー。

と迷っていたときに、おねえちゃんが
「とりあえず着てみなよ。着れば気が済む。欲しければ買えば。」と一言。
これだけ欲しくなってて、着ちゃったらたぶん買っちゃうなー、と思いつつ、
とりあえず着てみることにしたわけ。
そしたらね。
確かにかわいいし、似合わないこともない。
けど「よし、買っちゃおう♪」ってとこにはなぜか繋がらなかったわけ。
着て、かわいくて、よし、うん。
そこで止まったの。なぜか。
この着物なら黄色い帯だな〜とか思うんだけどね。

だから買わずに出てきた。
お姉ちゃんにも「ほらね、着てみれば気が済むでしょ」と。
たしかに。うむ。
これが着ないまま店を後にしてたらね。
やっぱり気になって気になって、次に京都に行ったら買っちゃおう!とか思っちゃって、
でも行くのはしばらく後だし。行ってみたら売れてたりして。
そうなるとますます「あの時買っておけばー!」みたいな気持ちになるのよね、私の性格上。
そうならないために着てみることはとっても大切だと思ったのよ。

気に入ったものがあって、着てみてやっぱりよければ買うし、
気に入ったものがあっても、着てみたらピンと来なかったら買う気にならないから、
お店の人に勧められても「思ってたのと違う」って言って断るし。
散々お店の人と話して、なんか買わずに出られないなーって時もやっぱりあって、
そういう時はなにか買ったりもする。
今買わなくちゃいけないものじゃないけど、あったらいいなと思ってたアイテムとかをね。
楽しい時間をありがとう、という意味も私は勝手に込めてるんだけど。

平日に買い物することが多いので、お店の人と話す率が高いのよ。
店とか時間によっては、けっこうヒマそうにしてるから
ここぞとばかりに話しかけられたりもするの。
そうすると、店によってはホント、おせっかいですから!ってくらい
次から次から持ってきてくれるのよね。
「このスカートにはこのニットを合わせたり、こっちのジャケット合わせたり。
逆にこのジャケットだったらこっちのパンツとも合うんですよねー」という風に。
そこで私も「そういう色のジャケット、持ってるな」なんて言ってみると
「そうですか?この色、実はこんなピンクのカットソーも合ったりするんですよー」
って感じでどんどんと繋がってくわけ。
「どうです?こういうピンクとかって持ってます?」
「あぁー。ピンクって着ないなー」
「えぇ?そうなんですか?絶対似合うと思いますよ」とか言われるの。
ま、似合うっていうのは営業トークだとしても、
私の選択肢になかった例えばピンクってのを持ってきてくれたというのは、
私にとってプラスというか、新ジャンルになるわけ。
となると、たいがいは「どうです?とりあえず着てみません?」となる。
もちろん着ないこともあるけど、「じゃ、とりあえず」と着てみることもある。
着てみたら、なるほどねー、ピンクもありねーなんて思ったりするし。

で、値段もデザインも気に入ったな、と思えばそのピンクのカットソー買うこともあるし、
色はいいけど、ちょっと高い、となれば
「ピンクもかわいいですね」と言って買わないし。
「どうですか?これ、あと1つなんですよー」なんて言われると
心惹かれてしまうけど、
やっぱりこれはいらないな、と思えば
「ピンクもありだなと思うけど、とりあえず今日は」と言っちゃうもんね、私。

最近、お店の人と話すことが多いからこそ思うんだけどさ。
売ろう売ろうとする人ももちろんいるけど、
やっぱり店員さんだから、いろんな人見てるし、
売るためにウソばっかり言うわけでもないんだよね。
迷ってたりすると「普段ってどんなの着ます?」って聞いてきて
「パンツが多いんだったら、こっちのほうがバランスいいと思いますけどねー」とか
「とりあえず、今日はこっちだけにしておいてもいいと思いますよー」とか、
ちゃんとアドバイスしてくれる人もいるんだよ、けっこう。
となると、例えばその日は買い物しなかったとしても、
その店、好きになるから行くもんね、私。

自分が店員だったら、って考えると
そりゃー、仕事ですから、商売ですから、
ノルマとかあるのかもしれないし、売上なくちゃいけないけど、
なんでもかんでも売りつけようとか、思わないもん。
自分の店の服、かわいく着てもらいたいもんねぇ。

そういう買い物になれてるから、
土日は、逆に買い物しづらい時もある。
例えば、「あ、いいな」と思ったカーディガンがある。
けど、私の隣の子もそれを見ている。
黒とグレー、どっちがいいかなー、着てみよかなー、なんて思ってると
お店の人が、私の隣の子に話しかけたりしてさ、
そしたらその子が「着てみていいですか?」となってその場で羽織ったりしててさ。
となると、同じものをすぐ隣でって、試着しづらいじゃない。
他の店員さんを探そうも、みんな接客中だし、みたいなね。

まぁ、話しかけられるのが苦な時だって当然あるんだけどさ。
黙ってれば買ったのに、そうやって話しかけてくるから買う気なかくなったー
ってことも、多々あるしね。
いい加減しゃべりすぎです、って人もたまにいる。
けど、なんか割り切って買い物するようになったら、失敗が少なくなったかも。
いろいろ勧められて、断りにくいこともあるけど、断るときは断って、
たまには「ついでだ、買ってしまえ!」と買っちゃうのも愛嬌というか(笑)

こないだ散々買い物したので、しばらくは抑えなくちゃいけないんだけどね。

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